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2015年05月20日

深夜の目

イノシシは昼間はやぶの中で寝ていて夜になると歩きまわる。

それで、深夜に起きているような人の目を「シシンムィ (イノシシの目)」というようだ。


イノシシが畑を荒らすのでその対策として畑のまわりにCDのディスクをぶら下げた話を聞いたことがある。

きらきら光るディスクを警戒して畑に近づかないのではないか?と期待してのこと。

始めた当初はそれなりに効果が感じられたそうだが、直に元のもくあみに戻ったようだ。

真夜中のディスクがシシの目にどう写ったのか気になるところだ。





(参考:恵原義盛著「奄美の方言さんぽⅡ」)


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台風や大雨といった荒れた天気のせいで仕事ができないとき

仕方なく家にいて、むなしく日を過ごすことがある。

そういう状態にあるときは諦めて

「キューヤ ヒンジャジャ (今日はヤギだ)」 と言ってごろ寝する。

ヤギ(ヒンジャ)は、草を食べている間だけ立っていて、後は座りこんでばかりいるのでそうした言い回しになったようだ。

「***殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の3日も降りゃあいい」

日銭稼業にとっては、そうそう「ヒンジャ」ばかりはしていられぬ。

ほんとにヒンジャ(貧者)になってしまう。




(参考:恵原義盛著「方言さんぽⅡ」)



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2015年05月19日

猫はひっそりと

猫は足音を立てずに歩く。

そばに寄ってきて(犬のように)激しく尻尾を振ったりという動作もない。

人が来ても(犬のように)吠えたりしない。

家にいるのかいないのかわからない。

それで、人の家を訪問して誰もいる様子がなくひっそりとしていることを

マヤンウトゥンスラン (猫の音もしない)」と。




(参考:恵原義盛著「方言さんぽⅡ」)


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2015年05月18日

やせっぽっちのガガ

やせ細っている人を方言で「ガガ」という。

それが昆虫の「ナナフシ」のことだと本で初めて知った。

肉づきがなく細い木の枝か竹のように見える節くれだった虫だ。

そう思うと、「ガガ」のイメージがリアルになる。

ちなみに江戸時代の昆虫図鑑ではナナフシを「大毒蟲」と表したらしいが無毒とのこと。





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2015年05月17日

猫の場合

前のブログで、家にじっとしておられず外に飛び出してしまうような人を指して「インヌハギ (犬の足)」と紹介した。

では、同じくペットとして飼われることの多い猫についての方言は?

「マヤヌハギ (猫の足)」というのはないが、代わりに「マヤマヤ」というのがある。

猫があっちに行きこっちに行きと歩きまわる様子、足元をうろちょろする様子を「マヤマヤする」という。

「マヤ」は猫のこと。

周囲をうろうろして目ざわりな場合は、「マヤマヤ スンナ!」と一喝されることもある。







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2015年05月16日

インヌハギ

道を歩くとよく散歩をしている犬たちと出くわす。

ご主人に付き従い、あるいは、引き倒す勢いで喜々として歩いている。

犬は歩くことが好きなのだ。

もし、放し飼いなどしたら興味の赴くまま、匂いに誘われるままどこへでも行ってしまうだろう。

だから、家にじっとしておられず、ほうぼう歩きまわる人のことを「インヌハギ (犬の足)」という。

じゃあ、出不精な人は「マヤヌハギ (猫の足)」?





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2015年05月15日

マブリ

恵原義盛さんの本によると、「マブリ」には4つの意味があるようだ。

1.夜に明かりをもとめて飛び回る「蛾」のこと。

2.「霊魂」のこと。 生霊をイキマブリ、死霊をシンマブリと。単にマブリともいう。

3.「見つめる」ということ。 人の顔をしげしげと見つめると 「ワーカオバ マブルナッチョ!」と嫌がられる。

4.「守る」ということ。

それぞれ異なっているようで、実は(信仰によって)ひとつにつながっていると恵原さんは言う。

「霊」はその子孫などを「見つめて」「守り」、その化身となるものが蛾や蝶であると。

そういえば、各地で蝶は霊的なものの象徴としてとらえられており、特にアゲハ蝶はそう結びつけられることが多い。

ひらひらと舞う姿が、霊魂の漂うさまを想像させるのだろうか?




 (参考:恵原義盛著「奄美の方言さんぽⅠ」)


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そのままにはしてはおけない、やらなきゃならない立場を方言で言うときに動作の語尾に「~マイ」とつける。

「電話しいマイ」 「今日で終わらせマイ」 「ぜんぶ食べマイ」 「そこに行きマイ」 「読みマイ」 ・・・

「電話したい」 「今日で終わらせたい」 「ぜんぶ食べたい」 「そこに行きたい」 「読みたい」・・・という自発的な姿勢ではない。

「 (やれやれ)やらんといかな・・・」と、いくらか観念して事にあたる心境がうかがえる。

もし(その義務から)逃れられるものならそうしたい。

なので、相手にその了解をとるために語尾をあげて質問形にする。

「電話しいマイ?」 「今日で終わらせマイ?」 「ぜんぶ食べマイ?」 「そこに行きマイ?」 「読みマイ?」 ・・・








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2015年05月13日

てげてげ

大体、テキトー、いいかげん

奄美の人が日常的によく使う?方言だが、鹿児島、宮崎でも同じ使い方をする。

「大概」 たいがい → てーがい → てーげ・・・なのだろう。

共通語で言えば、「大概にしておけ」が、「大概、大概にしておけ」となるから 大概さの度合いは2倍である(笑)

肩の力を抜いて気楽に「てげてげ」やるのもストレス解消のためには必要だろう。

仕事をてげてげやると周りに迷惑かけるし自分の成長もないので、仕事は一生懸命集中してやり

(息抜きのための)趣味などは「てげてげ」でやった方がバランスがとれるような気がする。

仕事も趣味も全力投球で! となると、どっかに歪みが出そうでこわい。

仕事も趣味もてげてげ・・・だと やっぱりその先がこわい(笑)

ところで、「てげてげ食堂」という看板のシールをデザインしたことがある。

この場合のてげてげは、経験的な勘で調理するという意味の、テキトー(適当)、いいかげん(良い加減)という意味。

ファジーな意味のてげてげは、「有り」だと思う。

ちなみに僕は、深く考えずになぐり描きしている絵がストレス解消になっている。

このブログとかそうなんだけど・・・。

リズムにのせて体を動かすと気持ちがいいように、筆先にまかせて自由に描くのは楽しい。

まれに勢いのある良い感じの絵ができたりする。

てげてげだけど・・・ (見づらくてごめんなさい)





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2015年05月11日

サバクリ

「さばくる」「さばくり」・・・トン普通語かなと思っていた。

「捌く(さばく)」は古語らしいが、「魚をさばく」とか日常的に使う言葉で意味も容易にイメージできるので、そこ動作を表す「(す)る」がついたのだと思った。

「さばくり」は、(そのことを)取り扱う、取り計らうといった意味。

「さばくってぃくりり (何とかしてくれ頼むよ)」とお願いすると

「わんがさばくるが (任しとけ)」と、さばくり上手は頼もしい。

広い意味を持つ「さばくり」は便利な名詞だ。

「いらん さばくりすんな!」 「ぬん さばくり?」 「なーきゃぬ さばくりや・・・」

個別の事柄をいちいち言葉にしなくても「さばくり」でさばける。

「さばくり」は奄美独特の言い回しだが、「さばくる」は愛知にもあった。

ただし、意味は、探しものなどのためにカバンや押し入れなどを漁り散らすということ。

ぐちゃぐちゃになるような がっしゃん さばくりや・・・(;一_一)




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